地球の温暖化が心配される中、都心部ではここ20年で30度を超える日数が2倍ほど増加したそうです。
もっとも夏場の気温上昇は、異常気象よりも
「ヒートアイランド現象」の深刻化が原因といわれています。 アスファルトやコンクリートが熱をため込み外に放出されず、
その暑さをしのぐエアコンから出る熱風が気温をさらに上昇させるという悪循環を引き起こしています。
(緑の多い川内ではそれほどでもないかもしれません)
そこで、なるべく環境を考慮した、夏の猛暑をしのぐ方法を紹介します。
◆1 「 打ち水 」
昔から伝わる庶民の知恵 「打ち水」。庭や道路にサッとまくだけで随分違いがあります。
コレ自体は皆さんご存知かと思いますが・・・実はちょっとしたコツがあります。
1.朝夕の涼しい時間にまく
(昼間にまいても、すぐ蒸発して長続きせず、湿度が上昇するだけです)
2.日陰や風通しの良い場所にまく
(上記理由に準じます)
3.できるだけ広範囲にまく
(ご近所の方と相談して、ご一緒にまかれると効果UP!)
★ マンションにお住まいの場合・・・
ベランダに水をまくと、同じような効果が得られます。(1uあたり1Lが目安)
特に夕方にまくと夜がしのぎやすくなります。
※ ただし、防水加工のないベランダはまき過ぎないで下さい!
★ 家庭菜園
十分な広さの庭がある家でしたら、家庭菜園を設けることで、打ち水と同等の
効果が得られます。
◆2 「 日よけ 」を設置する
直射日光の入る南側〜西側の窓に日よけを設置するだけで、結構効果がありますが、さらにもう一手間かけると、かなり過ごしやすくなります。
1.「緑のカーテン」
(1) 直射日光が入る窓やベランダに、園芸用のネットを張る
(2) 朝顔、ゴーヤ、ヘチマ、キュウリなどのお好みの 「つる
性の植物」を這わせる
※ 急いで作る場合は朝顔がよさそうです。
(詳しくは花屋さんにご相談下さい) |
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2.「 すだれ 」
1の「緑のカーテン」は、設置・・・と言いますか、成長に時間がかかるのが難点です。
そこで、「すだれ」を置き、その内側(部屋側)に霧吹きで水をかけることで同等の
効果を得ることができます。
※1・2共に、コツは、窓とすだれの間に空間を設けることです。